こんにちは、東海人材支援事業協同組合の竜生です。
令和9年から育成就労制度が実施されますね。
技能実習制度の時代には「実習生」や「研修生」といった呼び方が定着していました。
監理団体、受け入れ企業、地域社会でも自然にそう呼ばれてきましたが、制度が「育成就労」に切り替われば、当然その呼び名も変わっていくはずです。
では、育成就労制度の下で働く外国人を、私たちは何と呼ぶのでしょうか?
考えられる限りでは、
1.就労生
「育成就労」という言葉の後半を取れば「就労生」という呼称が自然に思い浮かびますね。
ただ、「就労」という言葉自体がとても広い範囲を指すため、単に「就労生」と呼ぶと、特定技能や留学生アルバイトなど、他の在留資格で働く方々との区別が曖昧になる懸念があります。
2. 育成生
もう一つ考えられるのは「育成生」という呼び方です。制度の名前をそのまま使う形で、シンプルで分かりやすいですね。「育成就労=育成の場で働きながら学ぶ」という制度趣旨にも合致しており、現場でも使いやすい呼称かもしれません。
ですがちょっと呼びにくいですね…
3.育就生
私としてはこの呼称が一番しっくりきますね。
「育就生」。文字だけ見ても、この三文字で「育成就労制度」の全容がなんとなくわかるのではないでしょうか。否、何より呼びやすい。これに尽きるのではないでしょうか。今後この言葉が周知されれば私が発案者かも...?
他にも…
法務省や厚生労働省が正式にガイドラインを出す可能性もあります。例えば「育成就労者」といった呼び方になるかもしれませんし、現場の慣習から自然に定着していく呼称が生まれるかもしれません。技能実習制度のときも、正式名称は「技能実習生」でしたが、日常会話では「研修生」と呼ばれることも多かったですよね。
呼称の重要性
呼称は単なる名前以上の意味を持っています。社会にどう受け止められるか、どのような立場として認識されるかに直結します。例えば「実習生」という言葉には「学びながら働く人」というニュアンスが含まれていました。では「育成就労」ではどうでしょうか。
「育成」という言葉には、スキルを磨き成長していく前向きなイメージがあります。そのため「育成就労生」や「育成生」という呼称は、社会的にもプラスのイメージを持ちやすいと言えるのかもしれませんね。
まとめ
育成就労制度が始まれば、新しい呼称が必要になります。候補としては「就労生」「育成生」
「育就生」「育成就労者」などが考えられますが、最終的には制度の公式発表や現場の慣習によって決まっていくはずです。
いずれにせよ「育成就労」は、これまでの技能実習とは異なる新しい仕組みです。呼称がどうなるのかを考えることは、単なる言葉の問題ではなく、外国人材をどう社会に迎え入れていくかという大切なテーマでもあるのではないでしょうか?
(考えすぎ...??)
今後も「育成就労」に関する情報をできるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思います。