
日本での送別会にまつわる、
ちょっと面白い文化の違いの話を聞いたことがあります。
あるベトナムの技能実習生が、3年間の実習を終えて母国へ帰ることになりました。
帰国前に、仲の良い同僚たちと小さな送別会を開こうと思います。
参加者は日本人だけでなく、ベトナム人やインドネシア人など、さまざまな国の同僚でした。
当日は、みんなで料理を食べながら、仕事のことや3年間の思い出、そしてこれからの将来について楽しく話しました。
部屋はそれほど広くなかったそうですが、とても温かい雰囲気だったそうです。
食事が終わったあと、送別会の支払いについて、
ベトナムの帰国する子は遠慮がちに、こう言いました。
「じゃあ、今日のご飯代はみんなで割り勘にしましょう。」
日本人はこう言いました。
「帰国する子は払わなくてもいいよ、残る人で割り勘にしよう。」
すると、インドネシア人の子たちが少し驚いた様子でこう聞き返したそうです。
「送別会なので、帰国する子が支払うのではないんですか?」
日本やベトナムでは、送別会時に、帰国する子は負担なしにすることは当たり前です。
しかし、インドネシアの子によると、インドネシアでは送別会では帰国する子が支払するのが習慣とのことでした。
それは、相手へのおもてなしや感謝の気持ちを表す意味があるそうです。
さらに、初めて給料をもらったときや、会社を辞めるときなどに、周りの人へ食事をごちそうする文化もあると教えてくれたそうです。
この話を聞いて、私は文化の違いというものはとても面白いものだと感じました。
こうした小さな違いを知ることで、お互いのことをより深く理解できるのだと思います。